2012年7月21日土曜日

腎血管エコーによる腎動脈狭窄症診断の実際

腎血管エコーによる腎動脈狭窄症診断の実際
http://yaplog.jp/hurst/archive/77

造影剤誘発性急性腎症(AKI)

造影剤誘発性急性腎症と持続性腎障害の予後への影響
<要旨>
■中等度から重度の腎機能不全患者において、造影剤誘発性急性腎症(CI-AKI)は腎機能の悪化のリスク因子であり、心血管リスクを増加させる。

■「CI-AKIは必ずしも一過性の良性なクレアチニン異常ではなく、腎機能の悪化の直接的な原因であり、CI-AKIの発症は、心血管リスクの高い患者を識別できる 。

https://www.tcross.co.jp/details.php?category=medical&no=1739&id=1
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腎動脈交感神経の除神経

高血圧専門医がGPに伝える降圧治療の進め方(6)
専門医への紹介が望ましい症例は
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2012/M45260541/
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■腎動脈の外膜に分布する交感神経節後線維は,そこで密なネットワークを形成した後に,より末梢の腎臓内の動脈,尿細管,傍糸球体などにも分布する。

■遠心性腎交感神経活動の亢進は,腎血管抵抗の亢進,尿細管からのナトリウムの再吸収亢進,レニン分泌亢進などを介して血圧を上昇させる。
さらに 腎臓には交感神経の求心性知覚線維も分布しており,腎杯の拡張,腎虚血,低酸素などに反応して興奮しますが,その情報が中枢に伝えられることで,全身性に交感神経活動を高めて血圧を上昇させることが知られている。

■腎臓の除神経は大腿動脈からカテーテルを挿入し,腎動脈主幹部に分布する交感神経を,低周波の超音波で全周性に焼灼します。
(腎動脈の遠位部から近位部にかけて4〜6カ所で除神経)


腎交感神経アブレーションにより治療抵抗性高血圧改善
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 腎臓は遠心性交感神経と求心性交感神経を介して,中枢からの交感神経シグナルを受信/送信し,血圧調節に関与している。
米国の高血圧患者のうち40~70%は治療抵抗性といわれ,糖尿病患者では60~70%に上ると推定されている。

■selective endovascular afferent and efferent renal denervation;RDN
(治療時間は1つの動脈当たり4~6分 ))

■6カ月後の診察室血圧値は,SBPが32mmHg低下,DBPが12mmHg低下
(SBPを5mmHg下げることで,脳卒中リスクは30%低下)

~Symplicity HTN-2~
治療抵抗性高血圧に対する腎交感神経アブレーションの有用性を証明
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私的コメント 
実際のアブレーションのイラストあり

<自遊時間> 
ある日、紹介状を持参して新患の方が来院された。 
封筒にはペンを重ねたロゴマークが。
ピンと来たのだが、東京○○会病院出身の開業医で今でも病診連携をしている様子。
冷静に考えてみると出身大学のロゴマークを使うのはおかしい。
私立では一番という自負がそうさせるのかも知れないが、嫌味がプンプンと漂う。
本人達は一向に気付いていないようだがちょっと引いてしまう。
他の大学出身者では考えられないこと。
○友会○△病院という名前もよく見受けられる。
この大学はやはりちょっと特殊らしい。