2012年7月20日金曜日


頸動脈内膜中膜複合体厚、及び総プラーク面積の進展に関連するリスク因子: TROMSO試験
要旨
■TROMSO試験より、総コレステロール、喫煙、収縮期血圧は、総プラーク面積 (TPA)の増加の独立予測因子であり、総コレステロールは内膜中膜複合体厚(IMT)の進展の予測因子であったことが、Stroke誌で報告された。
■総コレステロール、喫煙、収縮期血圧といった心血管リスク因子は、IMTとIMTの進展よりも、TPAとTPAの進展に対し、より強力な予測因子であった。

Herder M, et al. Stroke. 2012; 43: 1818-1823

糖尿病と非糖尿病の非ST上昇型ACS患者の治療戦略

糖尿病と非糖尿病の非ST上昇型ACS患者における侵襲的 vs 保存的治療戦略: メタ解析

https://www.tcross.co.jp/details.php?category=medical&no=1745&id=1

要旨

メタ解析より、糖尿病と非糖尿病のACS患者において、保存的治療と比較した早期の侵襲的治療戦略の心血管イベントのリスク低下率は類似していたが、糖尿病患者においては非致死性MIの再発リスクを低下させる可能性が示された。