2012年7月13日金曜日

HDL上昇薬の開発難航で徐放性ナイアシンに注目

HDL上昇薬の開発難航で徐放性ナイアシンに注目
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■HDL−C 60mg/dL以上で日本人の心筋梗塞の発症を60 ~ 70%予防できる。

CETP阻害薬の第1弾として開発されたtorcetrapibは、12カ月間投与した結果、HDL-C値が72.1%も上昇した。
しかし、心血管イベントの発生率や総死亡率が有意に増加し、開発は中止となった。

■外における第3相試験の段階にあったdalcetrapibも、今年5月に海外での開発中止が発表され、国内における開発も中止される見込み。 

■2年ほど前から、フラッシングの起こりにくい徐放性ナイアシンの開発が進められている。

AIM-HIGH試験
スタチンによりLDL-C値が70mg/dL未満にコントロールされている心血管疾患患者に、徐放性ナイアシンを上乗せする有用性を検討
主要評価項目である心血管イベントの抑制効果は示されなかった。

HPS2-THRIVE試験
実施中(2013年に終了予定)

■HDL注入療法

出典  NM online 2012.7.2
版権 日経BP社
(有用な図あり)

<自遊時間>
医者はなぜお互いを「先生」と呼ぶのか?
<私的コメント>
私も医学生の頃にポリクリで「先生」と呼ばれたことがあります。
しかし「学生さん」 と呼ばれる方が違和感がありました。
国会議員がお互いに先生と呼ぶのは滑稽ですが、医師は「先生」と呼ぶ価値のある職業ではないでしょうか。
少なくとも「 『先生』と呼ぶ合うことが不自然に感じない医師にお互いになろう」よいう願望も込められているのではないのでしょうか。

私はむしろ白衣に対して違和感を感じています。
何の疑問もなく着ている白衣ですが、開業医の場合の多くは白衣を着用する必要はないような気がします。
精神科(メンタルクリニック) 、皮膚科や小児科などでは全く不要ともいえます。

私もごく最近そのことにやっと気づきワイシャツ、ネクタイにネームタッグとし白衣は止めました。

胃カメラや注腸検査の時や小処置などの際にだけ白衣を着用します。

少し脱線しますが「梅ちゃん先生」 の番組で白衣を着ながらの大学病院の食事シーン。
あれは絶対嫌です。

上記ブログを書かれた先生は、病院での食事は白衣を脱いでみえるのでしょうか。