2012年7月12日木曜日

慢性腎臓病ステージ1~3患者に対するスクリーニング・モニタリング・治療:米国予防医療作業部会・米国内科学会ガイドラインのための系統的レビュー
http://www.kksmile.com/kidney/bunken/journal_topics/1207/detail_1207_01.html
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要点
■スクリーニング・モニタリングについては本研究のクライテリアを満たすRCTがなく、その役割については不明である。
今後、通常のケアと比較した臨床研究 が必要である。
■治療について最も強い効果を示したのは、ACE阻害薬やARBsによる末期腎不全リスク抑制効果であった。
ただし、この効果は顕性蛋白尿を 有する患者のサブグループに限定されているようであり、このような患者の多くは糖尿病と高血圧を合併していた。


<番外編>
日循の英文誌、引用評価躍進 
http://www.m3.com/clinical/news/article/155414/?portalId=mailmag&mmp=ER120711&mc.l=1647621 

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発作性心房細動でも抗凝固療法は必要か?

発作性心房細動でも抗凝固療法は必要か?
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■発作性だから大丈夫という認識は大きな間違い
発作性心房細動患者と慢性心房細動の患者とで脳梗塞の累積発症率に有意な差は認めなかったという論文がある。

■半数近くが無症候性心房細動。

■自覚症状のない心房細動はかなり多く、しかも脳梗塞リスクも高い。

■CHADS2スコアの覚え方
うけつあつ:高血圧(1点)
うにょうびょう:糖尿病(1点)
んふぜん:心不全(1点)
うこうそく:脳梗塞/TIAの既往(2点)
七五三 :75歳以上(1点)

■Quill TE, et al. Evidence, Preferences, Recommendations ? Finding the Right Balance in Patient Care. N Engl J Med. 2012;366:1653-5.

出典  NM online 2012.7.4
版権 日経BP社


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