2012年11月19日月曜日

ビタミンD欠と心臓疾患リスク

ビタミンD欠乏で心臓疾患のリスク増大
要旨
血漿中の活性型ビタミンDレベルが減少すると、虚血性心疾患や心筋梗塞、早死のリスクが増加することが、デンマーク人の集団研究およびメタ分析により明らかになった、というコペンハーゲン大学による報告。
ビタミンDの欠乏は、以前から骨の健康を損ねるといわれているが、複数の疫学研究において、ビタミンDレベルが低いと、心臓発作、冠状動脈硬化、狭心症につながる虚血性心疾患のリスクが高くなることも示唆されている。

<関連サイト>

ビタミンD欠乏で心臓疾患のリスク増大:世界の最新健康・栄養ニュー

ビタミンDが低いと動脈硬化が進展 - 医学博士 蒲原聖可ブログ


血液のビタミンD濃度と心疾患のリスクとの関連性について:六号通

2012年11月16日金曜日

新しいアブレーションシステムも,不整脈診療の最新技術

要約
第60回日本心臓病学会学術集会(2012年9月14~16日,金沢市)のシンポジウム「不整脈診療における新技術」では,植え込み型ループ式心電計(ILR)によ る診断,マッピングシステムの進歩,新しいアブレーションシステムの開発など,不整脈診療における最新技術が紹介された。

■ILRは失神患者の診断に使用できるようになったが,その位置付けは必ずしも明確ではない。

■ILRは原因不明の失神患者の確定診断に有用であり,心房細動(AF)アブレーションの評価や失神を伴うBrugada心電図患者の診断などにも適用できる可能性がある。

■現在行われている高周波カテーテルアブレーションは熱を用いたシステムであるため,血栓形成のリスクを避けられず,病変深達度にも限界がある。

http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1209/1209045.html

出典 Medical Tribune  2012.9.19
版権 メディカル・トリビューン社

2012年11月15日木曜日

RA系阻害薬とアブレーション後の再発

~正常心房サイズの心房細動患者~
RA系阻害薬がアブレーション後の再発を抑制

要旨
最近の大規模臨床試験では,レニン・アンジオテンシン(RA)系阻害薬(RASI)による心房細動(AF)再発予防に否定的な報告が相次いでいる。
名古屋第二赤十字病院循環器内科の安藤萌名美氏,滝川正晃氏(現・横須賀共済病院循環器内科)らは,これまで小規模な検討成績しかなかったカテーテ ルアブレーション後のAF患者を対象に検討を実施。
リモデリングの進行が比較的軽度と考えられる正常左房サイズのAF患者では,RASIがAF再発を有意に抑制したと報告した。

http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2011/M44360762/
出典 Medical Tribune  2011.9.8
版権 メディカル・トリビューン社 

2012年11月14日水曜日

RE-LY試験サブ解析〜 アジア人ではワルファリンよりも有益

Asia Pacific Stroke Conference2012
〜ダビガトランの心房細動患者に対する効果と安全性/RE-LY試験サブ解析〜
アジア人ではワルファリンよりも有益
要約
大阪府立成人病センターの堀正二総長は,心房細動患者における直接トロンビン阻害薬ダビガトランエテキシラート(DE)とワルファリンの効果と安全性を検討した大規模臨床試験RE-LYにおけるアジア人患者でのサブグループ解析結果について報告。
ワルファリンと比較したDEの脳卒中/全身性塞栓症に対す る効果はアジア人と非アジア人で同等だった。
ワルファリンによる出血性脳卒中を含む出血発症率はアジア人の方が非アジア人よりも高かったが,DEによる出 血では差は認められなかった。
今回の検討から,アジア人ではワルファリンよりもDEの方が有益であることが示唆された。
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2012/M45450172/
出典 Medical Tribune  2012.11.8
版権 メディカル・トリビューン社

2012年11月13日火曜日

経口抗凝固療法で効果的な脳卒中予防が可能

Asia Pacific Stroke Conference2012
〜2012 ESC心房細動管理ガイドライン〜
経口抗凝固療法で効果的な脳卒中予防が可能
要約
バーミンガム大学循環器サイエンスセンター(英国)のGregory YH Lip教授は2012年欧州心臓病学会(ESC)の最新の心房細動管理ガイドラインについて,抗血栓療法が必要ない「真の低リスク患者」を同定する方向に 移行することを強調し,脳卒中危険因子が1つ以上ある患者では経口抗凝固療法(OAC)により効果的に脳卒中が予防できると東京都で開かれたAsia Pacific Stroke Conference2012で報告した。

http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2012/M45450171/
出典 Medical Tribune  2012.11.8
版権 メディカル・トリビューン社

2012年11月12日月曜日

〜腹部大動脈瘤〜65歳以上の高リスク男性への追加スクリーニング

〜腹部大動脈瘤〜
65歳以上の高リスク男性への追加スクリーニングは費用効果高い
南デンマーク大学(デンマーク・オーゼンセ)公衆衛生研究所・保健サービス技術評価センターのRikke Søgaard准教授らは「65歳以上の男性に対する腹部大動脈瘤スクリーニングは費用効果が高く,高リスク男性に対しては,その後少なくとも1回の追加 スクリーニングを考慮すべきである」とBMJ(2012; 345: e4276)に発表した。

http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2012/M45450052/
出典 Medical Tribune  2012.11.8
版権 メディカル・トリビューン社

2012年11月10日土曜日

心房細動診療

エビデンスをめぐり不整脈管理と抗凝固療法で相反する心房細動診療



http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2011/M44290661/
出典 Medical Tribune  2011.7.21
版権 メディカル・トリビューン社

2012年11月9日金曜日

心筋梗塞と脳卒中の10年リスク予測とIMT

心筋梗塞と脳卒中の10年リスク予測
フラミンガムリスクスコアに頸動脈壁厚を追加しても予測能の改善はわずか
要約

ユトレヒト大学医療センター(オランダ・ユトレヒト)のHester M. Den Ruijter博士らは「4万5,000例超のデータをメタアナリシスした結果,心筋梗塞または脳卒中を10年以内に初発するリスクの予測は,フラミンガ ムリスクスコア(FRS)に頸動脈内膜中膜複合体厚(CIMT)の測定値を加えてもほとんど改善されず,CIMT追加のメリットは小さいことが分かった」 とJAMA(2012; 308: 796-803)に発表した。

http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2012/M45450011/
出典 Medical Tribune  2012.11.8
版権 メディカル・トリビューン社

2012年11月7日水曜日

若年不整脈患者にはカテーテルアブレーションが有用

要約
ロンドン保健科学大学病院(カナダ・ロンドン)のPeter Leong-Sit博士らは,カテーテルアブレーションを受けた不整脈(心房細動;AF)患者を検討し,45歳未満の不整脈患者がアブレーションを受けた場合,45歳以上の患者に比べて重大な合併症が少なく,術後の改善は同等であるとの結果を発表した。
  Circulation : Arrhythmia and Electrophysiology(2010; 3: 425-427)

■若年患者では,重大な合併症が少ないことに加えて術後1年間に薬物療法が必要となる患者の割合が低かった。
今回の結果は若年患者におけるカテーテルアブレーションのファーストライン治療としての妥当性を示唆している。

出典 Medical Tribune  2010.12.9
版権 メディカル・トリビューン社

2012年11月6日火曜日

尿酸降下療法による降圧

尿酸降下療法により前高血圧者の血圧が低下

■尿酸降下療法により前高血圧者の血圧が低下

尿酸降下療法により思春期の前高血圧者の血圧が低下したとするデータが,最近発表された。
 

■また,尿酸降下療法群では全身の血管抵抗が有意に低下した。
  

http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2012/M45440346/
出典 Medical Tribune  2012.11.1
版権 メディカル・トリビューン社



<私的コメント>
最近フェブリクに関する講演をメーカーでしました。
その際の勉強で、この手の発表はすでにありました。(アロプリノールを思春期の前高血圧者に使用)
しかし、尿酸高値と高血圧との関係については依然として議論があるようで肥満者やMetS患者といった特定の高血圧患者に対する効果のようです。


2012年11月5日月曜日

コレステロール値の良いニュースと悪いニュース

コレステロール値の良いニュースと悪いニュース
http://www.carenet.com/news/general/hdn/31935

良いニュース
22年間で成人の総コレステロールおよび“悪玉”コレステロールのLDL(低比重リポ蛋白)の平均値が低下した。

悪いニュース
この数値の改善が食事の変更や運動量の増加でなく大部分がスタチン服用によるものであること。


2012年10月27日土曜日

MRI検査すると薬事法違反

MRI検査すると薬事法違反
http://www.m3.com/clinical/news/article/160617/?portalId=mailmag&mmp=EA121024&mc.l=3326054
■日本不整脈学会は、「日本で承認されていないMRI対応ペースメーカーや除細動器などを植込んだ患者に、MRI検査を実施するのは薬事法違反」と注意を呼び掛けている。

<関連サイト>
MRI対応除細動器で実施基準
http://www.m3.com/clinical/news/article/160509/
■日本医学放射線学会、日本不整脈学会、日本磁気共鳴医学会は「MRI対応植込み型デバイス患者のMRI検査の施設基準」(2012年8月付け)を作成、ホームページで公開した。

2012年10月26日金曜日

心臓、がんにならないのは

心臓分泌ホルモンががん転移防ぐ仕組み解明 循環器病センター
                                ■国立循環器病研究センターは(2012年10月)23日、心臓から分泌されるホルモンががんの転移を防ぐ仕組みを突き止めたと発表した。
ホルモンが血管を保護し、がん細胞が血管のすき間から侵入するのを妨げていた。
 
■がんが心臓に転移しない理由を明らかにした成果で、他の臓器へのがん転移を防ぐ治療法に応用できる可能性もあるという。
 
■がんは様々な臓器に転移するが、一般に心臓では起こらない。
研究チームは心臓から分泌されるホルモンで、心不全の治療に使われる「心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)」を投与したがん患者は、がんの再発が少ないことを見つけた。

■そこで、遺伝子組み換え技術を使い、ANPと結合するたんぱく質が血管にできないマウスを作った。
がん細胞を投与し2週間後の肺への転移具合をみると、通常の約3倍に増え、心臓にも転移した。
 
■逆に結合たんぱく質が過剰にできるマウスは転移が約15%に減った。
 
■ANPは血管を保護してがん細胞の通過を妨げていた。
動物実験では肺や乳、大腸がんなどで転移を防ぐ効果を確認した。
ただし、もともとあるがんを小さくする作用はないという。
 
■臨床応用では、がんの摘出手術の際に投与する方法が考えられる。
血管内のがん細胞は転移しなければ数日で死滅する。
この期間をANPで守れば、転移を防げる可能性があるという。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2304I_T21C12A0CR8000/

出典 日経新聞・Web刊 2012.10.26
版権 日経新聞社


<関連サイト> 
心臓腫瘍
http://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000240.html
■全悪性腫瘍の10~20 %が心臓へ転移すると言われています。(転移性心臓腫瘍)
■原発巣としては、肺癌、乳癌、悪性リンパ腫、白血病などが挙げられます。
原発性悪性腫瘍の心臓、心膜転移率を見てみると、白血病、悪性黒色腫で40~50 %、甲状腺癌、肺癌、肉腫で30 %、乳癌、悪性リンパ腫、食道癌、腎臓癌で20 %程度と考えられています。




 

2012年10月23日火曜日

米国のコレステロールは長期的に低下傾向

米国のコレステロールは長期的に低下傾向,新たな謎解きの始まり?
ドイツ医師会「驚くべき事実」
要旨
①脂質低下薬の使用が今回のトレンド発生に寄与しているのではないことが分かった。
②肥満群でも血中脂質値の推移については全体と同様の傾向が見られ,TC,non-HDL-C,LDL-Cの平均値,TGの相乗平均値はいずれも22年間で低下していた。
トランス脂肪酸摂取量の減少やライフスタイルの健全化が考えられるのではないかという意見がある一方で、身体活動,肥満,飽和脂肪酸摂取量の変化が要因とは考えづらいという見解もある。
結局、成功の要因がはっきりしないという悩ましい結果になったという結論。

http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1210/1210055.html

出典 MT pro  2012.10.18
版権 メディカル・トリビューン社

2012年10月19日金曜日

エゼチミブは胆胆石形成を抑制?

エゼチミブは胆汁中の脂質を増やさず胆石形成を抑制する可能性

要旨
小腸コレステロールトランスポーター阻害薬のエゼチミブについても、胆管内にも存在するコレステロール膜輸送担 体群を阻害するため、胆汁への脂質排出を促進する可能性が懸念された。しかし、エゼチミブ投与患者を1年にわたってフォローアップした研究により、胆汁中 の脂質は減少傾向が認められ、むしろ胆石形成を予防する可能性が示された。

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/jas2012/201207/525970.html?ref=RL2

2012年10月18日木曜日

糖尿病患者には厳格なLDLコレステロールを

脂質異常症治療薬投与の糖尿病患者、ApoB改善のためにはより厳格なLDLコレステロール管理が必要

要旨
脂質異常症治療薬を投与している場合はLDLコレステロール(LDL-C)の管理目標を従来よりさらに厳しくすることが、アポリポ蛋白B(ApoB)を適正に保つ上では必要であることが示され、特に糖尿病患者でその傾向が強いことも分かった。

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/easd2011/201109/521556.html?ref=RL2

2012年10月13日土曜日

国内でCABGの死亡率が著明に上昇

第17回日本冠動脈外科学会
〜2011年度冠動脈外科全国アンケート〜
CABGの死亡率が著明に上昇

要約
単独off-pump冠動脈バイパス術(CABG)の実施割合は上昇したが,単独CABG全体および単独初回待機CABGの死亡率が著明に上昇したことが明らかにされた。

http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2012/M45400181/

2012年10月12日金曜日

2012年10月11日木曜日

iPS心筋移植

iPS心筋移植、ハーバード大で…初の臨床応用

■あらゆる種類の細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)から心筋の細胞を作り、重症の心不全患者に細胞移植する治療を米ハーバード大学の日本人研究者らが6人の患者に実施したことが、10日わかった。
 
■iPS細胞を利用した世界初の臨床応用例で、最初の患者は退院し、約8か月たった現在も元気だという。

■iPS細胞を利用した心筋の細胞移植を行ったのは、ハーバード大の森口尚史(ひさし)客員講師ら。
森口講師は、肝臓がん治療や再生医療の研究をしており、東京大学客員研究員も務める。科学誌ネイチャー・プロトコルズ電子版で近く手法を論文発表する。
  (2012年10月11日07時31分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20121010-OYT1T01635.htm?from=tw

出典 YOMIURI ONLINE 2012.10.11
版権 読売新聞社




 2012.10.12追加
<iPS細胞>日本人研究者の「初の臨床応用」に疑義
■日本人研究者の森口尚史氏が人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の臨床応用を実施したと読売新聞が11日付朝刊で報じた。
これに対して、森口氏が客員講師を務めた米ハーバード大と、患者への治療を実施したとされる米マサチューセッツ総合病院は同日、「森口氏の一切の臨床試験は、我々が承認した ものではない」との声明を発表した。
 
■森口氏は、米ニューヨークで10日から開かれていた国際会議で、iPS細胞から心筋の細胞を作り、重症の心不全患者に細胞を移植する治療を実施したとポスターで展示した。この治療は、ハーバード大の倫理委員会の「暫定承認」を受けたと説明。
読売新聞が、この発表内容を報じたことに対して、国内外の研究者 から疑問の声が上がった。

■森口氏は11日、研究内容をまとめたポスター展示の場で、詳細を報告する予定にしていたが、主催する米財団によると、予定の時間に森口氏は現れなかった。
その後、主催者は会場からポスターを撤去。
理由について「研究内容の正当性に疑義が呈されたため」と述べた。

■ハーバード大学は11日、森口氏について声明を発表した。
それによると、森口氏は「99~00年にかけてマサチューセッツ総合病院の客員研究員だった が、それ以来、同病院やハーバード大とは関係がない。森口氏の職務に関わる臨床試験は、同大学あるいは総合病院の審査委員会により承認されたものではない」としている。

出典 毎日新聞・朝刊 2012.10.12

版権 毎日新聞社 


<私的コメント>
森口氏は○○○○○○大で看護学を学び卒業、医師の免許は持っていない!?


 2012.10.13追加
読売新聞がおわび掲載 iPS臨床「誤報と判断」
読売新聞は13日付の朝刊で、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った世界初の臨床応用を森口尚史氏が行ったとする報道について「同氏の説明は虚偽で、そ れに基づいた一連の記事は誤報と判断した」との見解を示した。



2012.10.18追加
森口氏、権威水増し 「特任」「客員」…甘い選考を利用
■「森口尚史(ハーバード大医学部客員講師、東京大学医学部iPS細胞バンク研究室主任研究者)」
 森口氏は記者に送るメールにこんな署名を付けていた。
■「特任」とは、特定の研究を目的とする寄付講座や研究プロジェクトのために雇われるポストで、何もつかない「准教授」や「教授」に比べると選考基準がかなり甘い。
■国立大学の法人化や定員削減の影響で寄付講座が増え、「特任」や「客員」も増えている。
■有力誌でも十分な審査のない他人の論文へのコメント欄がある。森口氏の論文は大半が、この欄に投稿されていた。ネイチャーも1件あるが、中身は「日本は ES細胞研究を強化すべきだ」とのコメントだった。さらにネット上の掲示板のような投稿欄もあり、こうした欄を使って「有力誌への掲載実績」としていた可 能性がある。
http://www.asahi.com/national/intro/TKY201210130603.html?id1=2&id2=cabcbabe&ref=nmail_20121014mo




2012年10月1日月曜日

腎動脈石灰化

腎動脈石灰化は死亡の独立した危険因子
要旨
腎動脈石灰化は既知の心血管危険因子とは独立して死亡リスクの上昇と関係することを示す研究結果が,JACC 2012.9.18号に発表された。

http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2012/M45390501/

出典  MT Pro 2012.9.27
版権 メディカル・トリビューン社

2012年9月29日土曜日

安定冠動脈疾患のFFR

安定冠動脈疾患でもFFRでの虚血確認例はPCIで予後が改善
要旨
侵襲的診断方法の機能的評価である血流予備量比(FFR)は多枝冠動脈病変を対象としたFAMEによってその有用性が実証されており(N Engl J Med 2009; 360: 213),これに続く検証として,安定冠動脈疾患患者を対象にしたFAMEⅡが実施された。

最新の研究で、FFRで虚血が確認された患者群では至適薬物治療(OMT)と比べてPCIの実施により緊急血行再建術を含む1年後のイベント発生率が低いことが分かった。

http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2012/M45390101/

出典  MT Pro 2012.9.27
版権 メディカル・トリビューン社

2012年9月8日土曜日

心房細動のリズムコントロール治療

心房細動
リズムコントロール治療で長期アウトカム良好の可能性
レートコントロール治療との比較研究
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2012/M45360051/

要約
ハーバード大学(ボストン)公衆衛生学部とマギル大学(カナダ・モントリオール)疫学科に所属するRaluca Ionescu-Ittu博士らは,薬物療法によるリズムコントロールとレートコントロールが心房細動(AF)患者の死亡率に与える影響を比較した観察研 究を行い,「治療開始から4年後の死亡率にほとんど差はなかったが,リズムコントロールの方が長期アウトカムは良好である可能性が示唆された」と発表した。

出典 Medical Tribune  2012.9.6
版権 メディカル・トリビューン社


2012年9月7日金曜日

メンタルストレスと心血管イベント

サッカーW杯開催中に心血管イベント発生が 2倍以上増加
要約
ストレスの多いサッカーの試合を観戦することで急性心血管イベントのリスクが 2 倍以上高まることが明らかになった。

出典 Medical Tribune  2008.2.14
版権 メディカル・トリビューン社

2012年9月6日木曜日

アスピリン抵抗性の心血管疾患イベントリスク

アスピリン抵抗性の心血管疾患患者はイベントリスクが高い

要約
アスピリンの投与を受けている心血管疾患患者のうち,アスピリンに抵抗性を示す患者は感受性の患者と比べて心血管イベント発生リスクが約4倍高い。

出典 MT pro  2008.2.14
版権 メディカル・トリビューン社

 

2012年9月5日水曜日

正常範囲のアルブミン尿でも心血管疾患リスクが上昇
イタリア・BENEDICT試験

http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1209/1209007.html 

要旨2型糖尿病患者における微量アルブミン尿,マクロアルブミン尿は心血管疾患のリスク上昇と関連するが,たとえ正常範囲内であっても1μg/分上昇するごとにリスクも上昇することをBENEDICT試験の研究グループが約9年間の追跡で明らかにした。
しかし,ACE阻害薬を早期に投与されていた例では,正常アルブミン尿と心血管リスク上昇の関連は認められなかった。
これまで,アルブミン尿が正常の2型糖尿病患者における長期の心血管リスクは不明であった。

出典 MT pro  2012.9.5
版権 メディカル・トリビューン社



2012年9月4日火曜日

ROADMAP試験

~ROADMAP試験~
降圧治療が微量アルブミン尿の予防に有用
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2010/M43430203/

要旨
ROADMAP試験は正常アルブミン尿の2型糖尿病患者を対象に,アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)のオルメサルタン による降圧治療の腎症発症抑制効果を検討したランダム化プラセボ対照試験である。
この試験はオルメサルタンが微量アルブミン尿の発症を有意に抑制することを示した。

出典 Medical Tribune  20100.10.28
版権 メディカル・トリビューン社


2012年9月3日月曜日

糖尿病性腎症〜Remissionを目指した治療

糖尿病性腎症
Remissionを目指した治療
厳格な血糖管理,RA系抑制薬がポイント
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2011/M44310541/

要旨
糖尿病性腎症(以下,腎症)は1998年からわが国の透析導入原疾患の第1位となり,2010年には全透析患者の43.5%を占めるまでになっている。
 一方で,腎症の治療は急速に進歩しており,医療機関を継続して受診している症例では,発症・進展が抑制されているのも事実だ。
最近では,長期追跡研究により,適切な治療を行えば腎症のremission(寛解)が生じることも示されている。

2012年9月1日土曜日

重症急性心不全に低用量β遮断薬静注

標準治療奏効しない重症急性心不全に低用量β遮断薬静注が有用
 
要約
頻脈を有し強心薬(PDEⅢ阻害薬)治療に抵抗性の急性心不全患者における超短時間作用型β遮断薬ランジオロールの有効性を示した。
今後の大規模研究での検証が期待される。

出典 Medical Tribune  2012.7.26
版権 メディカル・トリビューン社

2012年8月31日金曜日

拡張不全の予後予測に有用な心筋硬度指標を提唱
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2012/M45300611/

■EFの保たれた拡張不全(HFpEF)は,拡張機能の評価,特に心筋stiffness(硬度)の評価に難渋する現実があった。
今回,大阪大学大学院循環器内科学の大谷朋仁氏らは,線形弾性理論に基づき考案したDiastolic Wall Strain(拡張壁ストレイン;DWS)が,簡便かつ非侵襲的な心筋硬度の指標となることをHFpEF患者で検証し,予後予測にも有用であることを明ら かにした。

出典 Medical Tribune  2012.7.26
版権 メディカル・トリビューン社

 

2012年8月30日木曜日

新規降圧薬LCZ696

バルサルタンを上回る心不全改善効果,新規降圧薬LCZ696
PARAMOUNT・第Ⅱ相臨床試験
出典 MT pro  2012.8.29
版権 メディカル・トリビューン社

要約
アンジオテンシンⅡ受容体とネプリライシンを阻害する全く新しいクラスの新規降圧薬LCZ696の第Ⅱ相臨床試験の結果が報告された。
アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)バルサルタン投与群と比べて,LCZ696投与群におけるN末端プロB型ナトリウム利尿ペプチド(NT-proBNP)の有意な減少が認められた。

2012年8月29日水曜日

CHD発症のリスクマーカーには冠動脈石灰化

ACC・AHAの新リスクマーカー,冠動脈石灰化が最も高精度
出典 MT pro  2012.8.28
版権 メディカル・トリビューン社

要約
フラミンガムリスクスコア(FRS)で,冠動脈疾患(CHD)発症が中リスクに分類されていた者が実際には高リスクや低リスクである場合がある。
米ウェイ クフォレスト大学循環器内科のJoseph Yeboah氏らは, 米国心臓病学会(ACC)/米国心臓協会(AHA)による6つの新リスクマーカーを同一集団で再評価した結果,クラスⅡに推奨された冠動脈石灰化 (CAC)は他のマーカーと比べて最も精度に優れると結論した。

 

2012年8月28日火曜日

生涯の心血管死リスクと性・人種

性・人種より従来の危険因子が重要
出典 MT pro  2012.8.29
版権 メディカル・トリビューン社

要約
テキサス大学サウスウェスタン校(テキサス州ダラス)のJarett D. Berry博士らは「55歳時点で,コレステロール高値,高血圧,喫煙,糖尿病のうち1つ以上の危険因子を有すると,性や人種(アフリカ系米国人か白人か)を問わず,これら危険因子の非保有者と比べ心血管疾患(CVD)による生涯死亡リスクが著明に上昇することが分かった」とNew England Journal of Medicine(2012; 366: 321-329)に発表した。

2012年8月27日月曜日

利尿薬+食塩水で心不全改善

心不全の常識を覆す? 利尿薬+食塩水で病態改善
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/doctoreye/dr120802.html 
出典 MT pro  2012.8.23
版権 メディカル・トリビューン社 
要約
急性心不全の各代理指標について,高用量フロセミド単独群でも効果が認められたが,高用量フロセミド+高張食塩水群ではいずれも高用量フロセミド単独群よりもさらに良好な効果であった。

2012年8月25日土曜日

軽症高血圧に対する降圧療法の初発予防効果

コクラン「軽症高血圧に対する降圧療法の初発予防効果は不明」
出典 MT pro  2012.8.22
版権 メディカル・トリビューン社

要旨
コクランレビューに8月15日,「軽症高血圧例に対する一次(初発)予防を目的とした降圧療法のベネフィットは不明」との報告が発表された。
カナダ・ブリティッシュコロンビア大学Diana Diao氏らが,現行ガイドラインでは薬物療法の対象となる血圧140~159/90~99mmHgの人を対象とした4件のランダム化比較試験(RCT) 試験を解析。
降圧療法群ではプラセボ群に比べ全死亡,冠動脈疾患,脳卒中,全心血管疾患の有意なリスク減少が見られなかった一方,有害事象による服薬中止率が有意に多かったとの結果が示されている。

 

2012年8月21日火曜日

世界で初めて家庭血圧計の測定値に基づいた降圧目標値を東北大学が検証 ーHOMED-BP研究の最終結果ー

要旨
本研究の結果から、実地臨床において家庭血圧を125mmHg未満に降圧することは困難であるものの、家庭血圧を130mmHg未満に降圧することにより、心血管イベントの5年発生リスクを1%未満に抑制できることが示された。

2012年8月20日月曜日

血液型と冠状動脈性心臓病

血液型がO型の人は冠状動脈性心臓病の発症リスクが低め
AHAが、ABO式血液型と冠状動脈性心臓病(CHD)との間には因果関係があるとの研究結果をウェブサイトに掲載した。


ABO Blood Group and Risk of Coronary Heart Disease in Two Prospective Cohort Studies
http://atvb.ahajournals.org/content/early/2012/08/14/

2012年8月16日木曜日

CKD・ベニジピンの尿蛋白抑制効果

■コニール8mgはアムロジピン5mgと同等の降圧効果を示したが投与6か月、12か月後の尿蛋白は、アムロジピン群に比べコニール群で有意に抑制した。
 Nakamura T et al. Am J Med Sci.2012:339(2) :157-163
■PWVは12か月後コニール群で改善。
   Nakamura T et al. Am J Med Sci.2012:339(2) :157-163

2012年8月11日土曜日

Ca拮抗薬と複合心血管イベント

冠動脈疾患合併高血圧患者におけるCa拮抗薬と複合心血管イベント発現に対する影響
■ニフェジピンはコニール、アムロジピンに比較してイベント回避率が有意に低い。
 Nitta Y,Yamagishi M et al: J Int Med Res 2010:38:253-265

2012年8月8日水曜日

脂質異常症に対する食事療法

脂質異常症に対する食事療法
コレステロール低下作用あるもわずか
他の治療法との併用が肝要
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2012/M45310071/
要旨
食事療法だけでは,血中コレステロールをわずかに低下させることしかできないため,他の治療法との併用が重要。

■食事療法によるLDL-C値の低下率は6〜15%に過ぎない。

出典 Medical Tribune  2012.8.2
版権 メディカル・トリビューン社

<番外編>
ウサイン・ボルトが動物界のオリンピックに参加したら…

2012年8月7日火曜日

スタチンと皮質・皮質下の微小出血

スタチン使用で皮質・皮質下の微小出血が2倍に
初回脳出血患者におけるMRIでの検討
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1207/1207078.html
<要約>
csMBの発生率がスタチン使用者で有意に上昇。出血病変の数は非使用者の約2倍であった。

出典  MT Pro 2012.7.30
版権 メディカル・トリビューン社


スタチンによる脳出血リスク,メタ解析発表
関連性認められず
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1110/1110063.html
<要約>
 スタチン投与と脳出血(頭蓋内出血)リスクとの関連性は認められなかった。

出典  MT Pro 2011.10.21
版権 メディカル・トリビューン社

2012年8月6日月曜日

インパクトファクター

「 インパクトファクターはアメリカの一民間企業が世界の英文誌を集めてすべての論文をデータベースに入れて、”引用される論文はいい論文”という前提で各論文の引用回数を求め、どの雑誌の論文が引用されやすいかという観点から、その雑誌の科学全体に対する貢献度を求めたものである」
  窪田輝蔵著『科学を計る』(インターメディカル刊より)

2012年8月4日土曜日

低リスク者への心電図検査不要

「低リスク者への心電図検査不要」を再表明,米指針
冠動脈疾患スクリーニングに関するステートメントをアップデート

出典 MT pro  2012.8.3
版権 メディカル・トリビューン社

降圧治療の進歩

高血圧研究の進歩で質の高い降圧治療が可能に

■Hypertension Objective treatment based on Measurement by Electrical Devices of Blood Pressure(HOMED-BP)

・・・早朝家庭血圧115/65mmHgで循環器疾患リスク最小

■治療抵抗性高血圧にACE阻害薬,ARBとアルドステロン拮抗薬の併用が有効 。

■ACE阻害薬とARBの降圧効果は限定的 。

■レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系のdual blockadeは,糖尿病性腎症や心不全では効果はあるが,それ以外の症例や血圧値に対する効果は限定的で,併用する場合も高カリウム血症,低血圧,腎機能低下などへの注意が必要である。

■Addition of Spironolactone in Patients with Resistant Arterial Hypertension(ASPIRANT)trial

・・・治療抵抗性高血圧へのスピロノラクトン追加投与が有効。

■治療抵抗性高血圧には積極的な減塩療法を行う必要がある。

出典 Medical Tribune  2012.8.2
版権 メディカル・トリビューン社

2012年8月1日水曜日

心臓デバイスの植え込みと死亡率

心臓デバイスの植え込みに伴う感染性心内膜炎で高い死亡率
デバイスの早期摘出で死亡率は低下

要旨
心臓デバイスの植え込みによって感染性心内膜炎を発症した患者では,院内死亡率と1年死亡率,弁感染や心不全,持続性菌血症などの合併症率がいずれも高く,とりわけ弁感染がある場合に死亡率が著明に高い。


http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2012/M45300011/


出典 Medical Tribune  2012.7.26
版権 メディカル・トリビューン社

2012年7月31日火曜日

ACCORD BP

ACCORD BP
要旨
高リスクの2型糖尿病患者において,収縮期血圧<120mmHgを目標にした厳格な降圧は,標準降圧(<140mmHg)と比べて致死的・非致死的主要心血管イベントを抑制しなかった。

http://circ.ebm-library.jp/trial/doc/c2003215.html

2012年7月30日月曜日

高血圧とレプチン

最近の研究によると、高齢者(平均66歳)の高血圧の発症と関連するもの・・・レプチン

実験および横断的研究によれば、レプチンは血圧(BP)と関連している。
ただし、中年男性対象の1件の前向き研究のみによって、レプチンと高血圧の発症との関連性は報告されている。
 
Kramer CK et al. Clin Endocrinol (Oxf). 2010 Aug;73(2):201-5.
「SmartestDoc米国版」より出題

http://www.m3.com/quiz/doctor/pc/explanation.html?x=61&q0=57897&portalId=mailmag&ids=52672&mc.l=1821693&y=16&mmp=ER120725&id=clnmg

2012年7月27日金曜日

血糖異常の患者における n-3 系脂肪酸と心血管転帰

血糖異常の患者における n-3 系脂肪酸と心血管転帰

要旨
心血管イベントのリスクが高い患者が n-3 系脂肪酸 1 g を毎日補給しても,心血管イベントの発生率は低下しなかった.

(要ログイン)

アジルサルタン

アジルサルタン

■新規ARBアジルサルタンはAT1 受容体を選択的かつ強力に阻害することで、既存のARBより強力かつ持続的な降圧作用が期待できる。

■SHRラットにおいて、オルメサルタンより強力、かつカンデサルタンおよび オルメサルタンよりも持続的な降圧効果を示した。
 Ojima M et al. J Pharmacol Exp Ther. 2011;336:801-8

■他のARB(オルメサルタン、バルサルタン、テルミサルタン、イルベサルタン)より強力、かつ持続的なAT1受容体結合作用を示した。
 Kusumoto K. Medical Science Digest.  2011;37:25-9

■Ⅰ・Ⅱ 度本態性高血圧症患者を対象にアジルサルタン5〜80mgの用量反応関係を検討した結果、40mgまで用量依存性に降圧効果が増強し、いずれの用量でもプラセボに比して有意な降圧効果を示し、20mg以上の用量ではカンデサルタンを上回る降圧効果がみられた。
 Rakugi H et al., Hypertens Res.2012 

<関連サイト> 

アジルバ(商品名アジルサルタン)と血圧日内変動 http://hurstreed.blogspot.jp/2012/07/blog-post_07.html

2012年7月26日木曜日

プラークの質の評価法


出典
興和創薬(株)2010.6 LVT-134 (No.10327)
(図をクリックすると拡大します)

2012年7月25日水曜日

65歳以上の男性へのAAAスクリーニング

65歳以上の男性へのAAAスクリーニング、費用対効果は良好
10年間の関連死の相対リスクは48%減、英国での研究

要旨
65~74歳の男性が腹部大動脈瘤(AAA)スクリーニングを受けると、その後10年間は生存利益が持続し、AAA関連死亡リスクが半減すること、費用対効果も良好である。

出典  NM online 2012.7.19
版権 日経BP社

2012年7月24日火曜日

腎動脈狭窄診断の手掛かり

・治療抵抗性高血圧
・腹部血管雑音(約40%)
・末梢血レニン活性測定(測定条件に注意)
・原因不明の腎サイズの左右差(1.5cm以上)
・他に動脈硬化性疾患を合併
・原因不明の腎機能低下

2012年7月23日月曜日

バルサルタンの選択性(ARB)






ノバルティス ファーマ 資料 DIO432LL(NOO1)
2012.2作成

治療抵抗性高血圧(定義・要因)

定義
生活習慣の修正を行ったうえで、利尿剤を含む3剤以上の降圧薬を継続しても、なお目標血圧まで下がらない。

要因
・血圧測定上の問題(カフの問題、偽性高血圧)
・白衣高血圧
・生活習慣の問題(肥満・過度の飲酒)
・睡眠時無呼吸症候群(SAS)
・体液量過多(食塩、腎障害、不適な利尿剤の使用)
・降圧に抵抗性の薬剤の内服の併用や栄養補助食品の使用
・降圧薬の組み合わせの問題
・二次性高血圧


2012年7月21日土曜日

腎血管エコーによる腎動脈狭窄症診断の実際

腎血管エコーによる腎動脈狭窄症診断の実際
http://yaplog.jp/hurst/archive/77

造影剤誘発性急性腎症(AKI)

造影剤誘発性急性腎症と持続性腎障害の予後への影響
<要旨>
■中等度から重度の腎機能不全患者において、造影剤誘発性急性腎症(CI-AKI)は腎機能の悪化のリスク因子であり、心血管リスクを増加させる。

■「CI-AKIは必ずしも一過性の良性なクレアチニン異常ではなく、腎機能の悪化の直接的な原因であり、CI-AKIの発症は、心血管リスクの高い患者を識別できる 。

https://www.tcross.co.jp/details.php?category=medical&no=1739&id=1
(要ログイン)









腎動脈交感神経の除神経

高血圧専門医がGPに伝える降圧治療の進め方(6)
専門医への紹介が望ましい症例は
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2012/M45260541/
(ログインが必要です)
■腎動脈の外膜に分布する交感神経節後線維は,そこで密なネットワークを形成した後に,より末梢の腎臓内の動脈,尿細管,傍糸球体などにも分布する。

■遠心性腎交感神経活動の亢進は,腎血管抵抗の亢進,尿細管からのナトリウムの再吸収亢進,レニン分泌亢進などを介して血圧を上昇させる。
さらに 腎臓には交感神経の求心性知覚線維も分布しており,腎杯の拡張,腎虚血,低酸素などに反応して興奮しますが,その情報が中枢に伝えられることで,全身性に交感神経活動を高めて血圧を上昇させることが知られている。

■腎臓の除神経は大腿動脈からカテーテルを挿入し,腎動脈主幹部に分布する交感神経を,低周波の超音波で全周性に焼灼します。
(腎動脈の遠位部から近位部にかけて4〜6カ所で除神経)


腎交感神経アブレーションにより治療抵抗性高血圧改善
(ログインが必要です)
 腎臓は遠心性交感神経と求心性交感神経を介して,中枢からの交感神経シグナルを受信/送信し,血圧調節に関与している。
米国の高血圧患者のうち40~70%は治療抵抗性といわれ,糖尿病患者では60~70%に上ると推定されている。

■selective endovascular afferent and efferent renal denervation;RDN
(治療時間は1つの動脈当たり4~6分 ))

■6カ月後の診察室血圧値は,SBPが32mmHg低下,DBPが12mmHg低下
(SBPを5mmHg下げることで,脳卒中リスクは30%低下)

~Symplicity HTN-2~
治療抵抗性高血圧に対する腎交感神経アブレーションの有用性を証明
(ログインが必要です)
私的コメント 
実際のアブレーションのイラストあり

<自遊時間> 
ある日、紹介状を持参して新患の方が来院された。 
封筒にはペンを重ねたロゴマークが。
ピンと来たのだが、東京○○会病院出身の開業医で今でも病診連携をしている様子。
冷静に考えてみると出身大学のロゴマークを使うのはおかしい。
私立では一番という自負がそうさせるのかも知れないが、嫌味がプンプンと漂う。
本人達は一向に気付いていないようだがちょっと引いてしまう。
他の大学出身者では考えられないこと。
○友会○△病院という名前もよく見受けられる。
この大学はやはりちょっと特殊らしい。

 

 

 


 



2012年7月20日金曜日


頸動脈内膜中膜複合体厚、及び総プラーク面積の進展に関連するリスク因子: TROMSO試験
要旨
■TROMSO試験より、総コレステロール、喫煙、収縮期血圧は、総プラーク面積 (TPA)の増加の独立予測因子であり、総コレステロールは内膜中膜複合体厚(IMT)の進展の予測因子であったことが、Stroke誌で報告された。
■総コレステロール、喫煙、収縮期血圧といった心血管リスク因子は、IMTとIMTの進展よりも、TPAとTPAの進展に対し、より強力な予測因子であった。

Herder M, et al. Stroke. 2012; 43: 1818-1823

糖尿病と非糖尿病の非ST上昇型ACS患者の治療戦略

糖尿病と非糖尿病の非ST上昇型ACS患者における侵襲的 vs 保存的治療戦略: メタ解析

https://www.tcross.co.jp/details.php?category=medical&no=1745&id=1

要旨

メタ解析より、糖尿病と非糖尿病のACS患者において、保存的治療と比較した早期の侵襲的治療戦略の心血管イベントのリスク低下率は類似していたが、糖尿病患者においては非致死性MIの再発リスクを低下させる可能性が示された。

2012年7月19日木曜日

痛風と高尿酸血症患者の併存症

痛風と高尿酸血症患者はさまざまな併存症の有病率が高い
(要ログイン)
要旨
血清尿酸値の上昇に伴って併存症有病率は高くなり,最も高値の10mg/dL以上の群では86%にステージ2以上のCKD,66%に高血圧,65%に肥 満,33%に心不全,33%に糖尿病,23%にMI,12%に脳卒中が見られた。これらの有病率は血清尿酸値が最も低い4mg/dL未満群と比べ3〜33 倍高かった。 

出典 Medical Tribune  2012.7.12
版権 メディカル・トリビューン社
 

2012年7月18日水曜日

自家骨髄細胞移植と心機能(慢性心不全)

自家骨髄細胞移植で心機能に改善認められず

要旨
移植を行っても心機能のほとんどの指標に改善は見られなかった。

出典 Medical Tribune  2012.7.12
版権 メディカル・トリビューン社

高血圧と脳

高血圧と脳との関係
・高齢化による高血圧・脳血管障害の増加

・認知症の頻度が65歳以上の10%

・日本では高血圧による臓器障害の内、脳血管障害の占める割合が高い
(久山町研究 日老医師 2008)

・高血圧は脳血管障害患者の再発に関与する最も重要な危険因子
(JSH2009)

・降圧治療はあらゆるタイプの脳血管障害の再発を抑制する
(Rashid P  Stroke, 2003)

・降圧療法はVDのリスクを低下するがADのリスクは低下させない
(久山町研究 Hypertension 2011)

・認知機能に対して降圧療法が有効
(SCOPE、PROGRESS)

・中年期の高血圧はAD 発症のリスク
(Honolulu-Asia Aging Study)

・AD発症に対して降圧療法が有効
(Syst-Eur)

・ARBがアDの発症リスクを低減
(LiMC BMJ 2010)

2012年7月17日火曜日

クロピドグレルとPPI(抗血小板剤)

クロピドグレルとPPI「臨床的に重要な相互作用なし」

要約
クロピドグレルとPPIの相互作用は臨床的に重要なものではない。

出典 Medical Tribune  2012.7.13
版権 メディカル・トリビューン社

2012年7月14日土曜日

日本高血圧学会が反論(高血圧治療ガイドライン)

最近の雑誌,新聞記事に日本高血圧学会が反論
「科学的な研究成果を全く無視したもの」
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1207/1207037.html
(要ログイン)
要旨
日本高血圧学会は,2012年7月12日の公式サイトで,同学会作成の高血圧治療ガイドラインは「世界的な高血圧治療の指針に従っているだけで,根拠が全くない」などとした最近の雑誌,新聞記事に対し,「高血圧に関する科学的な研究成果を全く無視したものである」と反論した。

出典 Medical Tribune  2012.7.13
版権 メディカル・トリビューン社

慢性腎臓病患者へのビタミンD療法

慢性腎臓病患者へのビタミンD療法
左室肥大の改善見られず
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2012/M45280081/

要約
■左室肥大(LVH)を伴う慢性腎臓病(CKD)患者にビタミンD製剤のparicalcitolを48週間投与しても,プラセボと比べて有意な心臓の構造,心機能,および左室心筋重量(LV mass)の改善は見られなかった。

2012年7月13日金曜日

HDL上昇薬の開発難航で徐放性ナイアシンに注目

HDL上昇薬の開発難航で徐放性ナイアシンに注目
(ログインが必要です)
■HDL−C 60mg/dL以上で日本人の心筋梗塞の発症を60 ~ 70%予防できる。

CETP阻害薬の第1弾として開発されたtorcetrapibは、12カ月間投与した結果、HDL-C値が72.1%も上昇した。
しかし、心血管イベントの発生率や総死亡率が有意に増加し、開発は中止となった。

■外における第3相試験の段階にあったdalcetrapibも、今年5月に海外での開発中止が発表され、国内における開発も中止される見込み。 

■2年ほど前から、フラッシングの起こりにくい徐放性ナイアシンの開発が進められている。

AIM-HIGH試験
スタチンによりLDL-C値が70mg/dL未満にコントロールされている心血管疾患患者に、徐放性ナイアシンを上乗せする有用性を検討
主要評価項目である心血管イベントの抑制効果は示されなかった。

HPS2-THRIVE試験
実施中(2013年に終了予定)

■HDL注入療法

出典  NM online 2012.7.2
版権 日経BP社
(有用な図あり)

<自遊時間>
医者はなぜお互いを「先生」と呼ぶのか?
<私的コメント>
私も医学生の頃にポリクリで「先生」と呼ばれたことがあります。
しかし「学生さん」 と呼ばれる方が違和感がありました。
国会議員がお互いに先生と呼ぶのは滑稽ですが、医師は「先生」と呼ぶ価値のある職業ではないでしょうか。
少なくとも「 『先生』と呼ぶ合うことが不自然に感じない医師にお互いになろう」よいう願望も込められているのではないのでしょうか。

私はむしろ白衣に対して違和感を感じています。
何の疑問もなく着ている白衣ですが、開業医の場合の多くは白衣を着用する必要はないような気がします。
精神科(メンタルクリニック) 、皮膚科や小児科などでは全く不要ともいえます。

私もごく最近そのことにやっと気づきワイシャツ、ネクタイにネームタッグとし白衣は止めました。

胃カメラや注腸検査の時や小処置などの際にだけ白衣を着用します。

少し脱線しますが「梅ちゃん先生」 の番組で白衣を着ながらの大学病院の食事シーン。
あれは絶対嫌です。

上記ブログを書かれた先生は、病院での食事は白衣を脱いでみえるのでしょうか。


2012年7月12日木曜日

慢性腎臓病ステージ1~3患者に対するスクリーニング・モニタリング・治療:米国予防医療作業部会・米国内科学会ガイドラインのための系統的レビュー
http://www.kksmile.com/kidney/bunken/journal_topics/1207/detail_1207_01.html
(要ログイン)

要点
■スクリーニング・モニタリングについては本研究のクライテリアを満たすRCTがなく、その役割については不明である。
今後、通常のケアと比較した臨床研究 が必要である。
■治療について最も強い効果を示したのは、ACE阻害薬やARBsによる末期腎不全リスク抑制効果であった。
ただし、この効果は顕性蛋白尿を 有する患者のサブグループに限定されているようであり、このような患者の多くは糖尿病と高血圧を合併していた。


<番外編>
日循の英文誌、引用評価躍進 
http://www.m3.com/clinical/news/article/155414/?portalId=mailmag&mmp=ER120711&mc.l=1647621 

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発作性心房細動でも抗凝固療法は必要か?

発作性心房細動でも抗凝固療法は必要か?
(要ログイン)
■発作性だから大丈夫という認識は大きな間違い
発作性心房細動患者と慢性心房細動の患者とで脳梗塞の累積発症率に有意な差は認めなかったという論文がある。

■半数近くが無症候性心房細動。

■自覚症状のない心房細動はかなり多く、しかも脳梗塞リスクも高い。

■CHADS2スコアの覚え方
うけつあつ:高血圧(1点)
うにょうびょう:糖尿病(1点)
んふぜん:心不全(1点)
うこうそく:脳梗塞/TIAの既往(2点)
七五三 :75歳以上(1点)

■Quill TE, et al. Evidence, Preferences, Recommendations ? Finding the Right Balance in Patient Care. N Engl J Med. 2012;366:1653-5.

出典  NM online 2012.7.4
版権 日経BP社


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2012年7月10日火曜日

RA系阻害薬だけで腎保護は十分なのか?(CKD)(腎臓病)

RA系阻害薬だけで腎保護は十分なのか?
(要ログイン)
■高血圧は糸球体内圧の上昇などを通して腎機能の悪化を招き腎機能悪化は高血圧を進行させる。

■腎保護には2つの側面がある。
①化学的要素  RA系阻害薬
・RA系  
②物理的要素  L型チャンネルとT型チャンネルのdual block
・糸球体内圧
・腎血流量


<番外編>日本の脳動脈瘤、破裂実態発表
中大脳動脈に位置する動脈瘤に比べ、後交通、前交通動脈ではリスクが高かった。

■娘動脈瘤を伴う動脈瘤も高リスクだった。


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<心不全>肺水腫のエコー所見

肺水腫のエコー所見
lung comets
comet(tail) sign
■肺水腫の早い段階から認められる。
■感度100%、特異度95%。
■NT-proBNPを併用することにより特異度も100%に向上。
■右前腋下線第3肋間から観察するのがよい。

出典;日内会誌 第101巻 第5号 平成24.5.10 P1429-1531
版権;日本内科学会


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ピオグリタゾン関連膀胱がんの議論(糖尿病)

今度はリスク上昇,白熱するピオグリタゾン関連膀胱がんの議論
カナダ発の系統的レビュー&メタ解析 
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1207/1207011.html

要約
系統的レビューおよびメタ解析の結果,ピオグリタゾンによる膀胱がんリスク上昇を示す結論が得られた。

出典 Medical Tribune  2012.7.5
版権 メディカル・トリビューン社 


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2012年7月9日月曜日

本邦における降圧剤のエビデンス

本邦におけるエビデンス
CASE-J(カンデサルタン)        Hypertension 2008
JIKEI-HEART(バルサルタン)       LANCET2007
INNOVATION(テルミサルタン)  Diabetic Care2007
SMART(バルサルタン)               Diabetic Care2007
JATOS(エホニジピン)              Hypert Res2008


JSH2009以降の本邦におけるエビデンス
Kyoto-HEART(バルサルタン)     Eur Heart  J2009
VALISH(バルサルタン)              Hypertension 2010
PATE-HTⅡ(カンデサルタン)      Geriat Gerontol Int 2011
COPE trial(ベニジピン)             J Hypertens 2011
Oscar(オルメサルタン)             ACC発表 2011
Nagoya-Heart(バルサルタン)    ACC発表 2011

HOMED-BP (家庭血圧)          JSH発表 2011


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血圧動揺性と心血管リスク

対象
TIAの既往を有する患者を対象としたUK-TIA試験の2006例中、ベースラインから2年間に受診7回目に達した患者1324例

方法
7回の測定値の、収縮期血圧の標準偏差の10分位別および最大到達値のカテゴリー別に、その後の脳卒中発症リスクに対するハザード比を検討

結論
最大到達値が最大の場合                                 15倍
収縮期血圧の標準偏差の10分位別おが最大の場合   6倍     

脳卒中のリスクは、受診毎の血圧の変動性が大きい患者、最大到達値が高い患者で大きい。   

Rothwell,P.M. et al.:lancet 375:895.2010


<自遊時間>

三笠宮さま、心機能が低下 集中治療室に

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG07029_X00C12A7000000/

■宮内庁は7日深夜、過労から聖路加国際病院(東京・中央)に入院中の三笠宮さま(96)について、心機能が低下していると発表した。血圧が下がり、集中治療室(ICU)で治療を受けられている。 

■8 日午前0時前から記者会見した名川弘一・皇室医務主管や福井次矢・聖路加国際病院院長によると、三笠宮さまは以前から患っていた心臓の弁がうまく閉まらず 血液が逆流する「僧帽弁閉鎖不全」のため、7日夕刻から心機能が低下。血圧は一時50台まで下がった。その後、昇圧剤などで90台に戻したという。

■尿の出が悪くなり、腎機能の状態を示す数値が悪化。呼びかけにもはっきりと反応されない時があり、投薬や酸素吸入、胸にたまった水を抜く治療などを続けている。

■宮内庁は大事をとって病院での静養を継続。ベッドから降りて椅子に座ったり、廊下を歩いたりされており、関係者は退院の準備に取りかかろうとしていたという。 

<私的コメント>
寛仁さまの報道もそうあだったが、皇室医務主管の発表は様態が(いいのか悪いのかよく)分からない。
この記事でも最後の一文がその前の文章とうまく繋がらない。
それに「僧帽弁閉鎖不全」 がどういった類の成因によるものなのか、なぜ今まで放置されていたのかといった肝腎なことが全く伝わって来ない。
結果的に入院先の聖路加国際病院にも迷惑がかかっている報道になっているのではないか。
陛下の場合も冠動脈病変については詳しくは報道されていなかった。

名川弘一皇室医務主管(60)は元東大病院副院長だが、いかに格式を重んじた人事かということが分かる。
彼は外科医であり、内科医のような総合的な判断がはたして出来るのだろうか
と思ってしまう。
金沢一郎元皇室医務主管も日本学術会議会長ならびに国立精神・神経センター名誉総長という立派な肩書きをお持ちの先生だが、専門が神経内科という医学者。
内科といえども神経内科は特殊な分野だと思う。
個人的には皇室のホームドクターとしてはもう少し違う人選もあったのではないかと思うが、これ以上のことは余計なお世話だろう。 
出自もよほどきちんと調べた上での人選だったことだけは容易に想像されるが。 


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2012年7月7日土曜日

アジルバ(商品名アジルサルタン)と血圧日内変動





アジルバは 夜間高血圧や早朝高血圧を改善する


 













   出典  武田薬品パンフ 2EWSI(IF)


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2012年7月6日金曜日

総コレステロール、及びHDL-Cと脳卒中のリスク

総コレステロール、及びHDL-Cと脳卒中のリスク

https://www.tcross.co.jp/details.php?category=medical&no=1734 

(ログインが必要です)

要旨

男性では総コレステロールは全脳卒中、虚血性脳卒中のリスクと相関し、女性では総コレステロールと出血性脳卒中のリスクが逆相関することが、中国、 Xi’an Jiaotong UniversityのYurong Zhang氏らにより、7月号のStroke誌で報告された。

<私的コメント>

何故かフィンランド人を対象とした研究です。

総コレステロールと脳卒中との関係に性差がある点が興味深い論文です。

 

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睡眠中の体位は循環動態で決まる?

睡眠中の体位は循環動態で決まる?
東北大・丸山良子氏らが健康人対象に検討
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1207/1207001.html 
要旨
健康若年成人を対象に睡眠時の体位および循環動態を評価したところ,体位の変化に対して代償機構が適正に働くと考えられる健康若年成人であっても体位により心拍数に影響することが分かった。

■心拍数は,左側臥位で有意に減少。

■副交感神経活動の指標である高周波数成分(HF)は,腹臥位に比べて右側臥位で有意に低下。

■交感神経活動の指標であるLF/HFについては体位による差は見られなかった。
高周波数成分(HF),低周波数成分(LF)

■健康若年成人においても睡眠時の体位によって循環動態に影響。

私的コメント
「心拍数は,左側臥位で有意に減少」についてどのように考察すればいいのだろうか。

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2012年7月5日木曜日

冠血行再建術におけるCABGの位置付け

ガイドライン改訂や歴史的背景を踏まえて考える
冠血行再建術におけるCABGの位置付け
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2012/M45260521/
(ログインが必要です)
■3月に開かれた日本循環器学会では12年ぶりの改訂となる「冠動脈血行再建術の適応に関するガイドライン」が発表され,専門家の間でもCABGの位置付けが見直されてきている。

■待機的冠血行再建術の治療選択の在り方については,数年前から,世界的に内科と外科の協調が重視される流れになっている。


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2012年7月4日水曜日

TAVI 中等度または重度の僧帽弁逆流症を有する患者の予後

経カテーテル大動脈弁置換術
中等度または重度の僧帽弁逆流症を有する患者の予後
(ログインが必要です)
要旨
TAVR施行患者における中等度または重度のMRは、術後早期の死亡率上昇と関連するが、後期死亡率には関連しない。
1年間の追跡調査で、ベースライン時のMRが中等度または重度の患者の55%でMRが改善した。MR改善の可能性が高かったのは、大動脈弁圧較差が大きく、MRが機能性で、肺高血圧症および 心房細動を合併していない患者であった。


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2012年7月3日火曜日

心房細動患者におけるBMS vs DES留置後の成績

https://www.tcross.co.jp/details.php?category=medical&no=1729&id=1

(ログインが必要です)

要旨
PCIを受けた心房細動患者において、BMSと比較し、DESの恩恵は示されなかった。

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2012年7月2日月曜日

コーヒー消費と心不全

コーヒー消費と心不全にJ字型の関連
1日4杯でリスク最小,前向き研究のメタ解析
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1206/1206091.html 
要約
両者にはJ字型の関連があり,リスクは1日4杯で最小となり11%低下したが,10杯以上ではリスクが上昇していた。

<私的コメント>
記事の中にもありますが、米国に比較して欧州ではコーヒー1杯の量は「少なくて濃い」傾向があります。
米国はいわゆる「アメリカンコーヒー」。
カフェインは血圧を上昇させるが,頻回に摂取すると血流学的影響への耐性が生まれるとのことです。
高血圧とコーヒー摂取量に関しては、1日1~3杯消費すると高血圧のリスクが高まるが,4杯以上消費するとリスク増加がなくなるというJカーブがあるとのこと。
2型糖尿病については,ほとんどの研究でコーヒー消費が多いほどリスクが低下することが示されています。
米国の現行の心不全予防ガイドラインではコーヒーの有害性が示唆されているということで、この論文はこのGLに対するアンチテーゼとなっています。

ここで新たな疑問が湧きます。
カフェインとβ刺激とは別物かも知れません。
この論文ではコーヒー=カフェイン という考察になっていますが、カフェインもβ刺激薬も強心作用という共通点を持っています。
心不全治療にβ遮断剤ということとの整合性はどうなっているのでしょうか。


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